家系

PEDIGREE(かけい)[/ˈpɛdəˌɡri/]名詞

解説

浮き袋を持つ樹上性の祖先から、
煙草を手にした都会の末裔に至るまで、
その経路の既知の部分。

付記

無し。

管理人コメント

家系とは、生物学的な進化の経路と
社会的な堕落を重ね合わせた皮肉だ

浮き袋を持つ「樹上性の祖先」は
進化論で語られる魚類からの変遷を示し
煙草を手にした「都会の末裔」は
当時の社会で蔓延していた悪習や
文明がもたらした退廃を象徴する

つまり、科学的な進歩の果てに
人間はただ俗悪になっただけだ
と言いたいのだろう

この辞書が書かれた頃のアメリカでは
急速な工業化と富の集中が進み
社会の格差と矛盾が噴出していた

ビアスは、人類の進歩や系譜という
美化されがちな概念を
冷笑的な視点から叩き切っている

Original

The known part of the route from an arboreal ancestor with a swim bladder to an urban descendant with a cigarette.

Additional notes

none