半分

HALFはんぶん[/hæf/ , /hɑːf/]名詞

解説

二つに分けられたもの、
またはそう見なされたもののうち、
その片割れを指す。

十四世紀には、
全知全能の神が、一つの物体を
三つの「半分」に分けることが
可能か否かについて、
神学者や哲学者たちの間で
議論が巻き起こった。

敬虔なるアルドロヴィヌス神父は、
ルーアン大聖堂にて公然と祈りを捧げた。
神がこの命題の正しさを、
明確かつ確実な形で証明することを願った。

特に(もし神の御に適うならば)、
その否定論を固く主張した頑迷な冒涜者、
マヌティウス・プロキヌスの身をもって
示されるよう願った。

しかしプロキヌスは、
毒蛇の噛み傷でぬまで生き永らえた。

付記

無し。

管理人コメント

この記述の背景には、
中世ヨーロッパの神学論争がある。

神の全知全能性を証明しようと、
「神は一つのものを三つの半分
分けることができるか」
といった、現代人には奇妙に響く
問題が真剣に議論された。

これは、神の論理や自然法則を
超えるかどうかという、
根源的な問いにつながる。

肯定論を唱えたアルドロヴィヌス神父は、
神の無限のを信じる敬虔な立場。

一方、否定論者のマヌティウス・プロキヌスは、
論理的な整合性を重んじた。

この論争自体は、神学者が当時の
哲学的な課題にどう取り組んだかを
示す一例だ。

ビアスは、プロキヌスが神の罰ではなく、
毒蛇の噛み傷という偶然でんだことを
を込めて記し、
迷信深い信仰や、
神学論争の虚しさをほのめかしている。

Original

One of two equal parts into which a thing may be divided, or considered as divided. In the fourteenth century a heated discussion arose among theologists and philosophers as to whether Omniscience could part an object into three halves; and the pious Father Aldrovinus publicly prayed in the cathedral at Rouen that God would demonstrate the affirmative of the proposition in some signal and unmistakable way, and particularly (if it should please Him) upon the body of that hardy blasphemer, Manutius Procinus, who maintained the negative. Procinus, however, was spared to die of the bite of a viper.

Additional notes

none