人相学

PHYSIOGNOMYにんそうがく[/ˌfɪziˈɑnəmi/]名詞

解説

他人の人となりを判定する技術。

その基準は、相の顔が我々の顔と
いかに似ており、
また、いかに異なっているかだ。

これこそが卓越性の標準である。

付記

シェイクスピアは言う。 「顔を見て心の構造を読み取る術などない」と。 この愚か者めが。 人相学者は彼の肖像を吟味し、こう言う。 「ここに見て取れる知恵は何と乏しいことか!」と。 彼は自分の顔が心と本性を露呈しているのを 知っていた。 だから、自己弁護として我々の術を否定したのだ。 ―― ラヴァター、シュンク

管理人コメント

この時代、人相学
科学的な根拠を超えて
人の性格や知性を
顔の形や特徴で判断する
一種の流行だった。

ビアスが引用する
「ラヴァター」(ヨハン・カスパー・ラヴァター)は
18世紀末にヨーロッパで
人相学を大衆化させた人物だ。

つまり人相学者たちは
シェイクスピアの肖像を見て
その顔つきから
「彼には知恵がない」と
に鑑定を下したわけだ。

この定義の皮は、
人相学の「基準」が
結局のところ
自分自身(我々の顔)だ
という点にある。

自分の顔を「卓越性の標準」とし
他人の顔を比べて
優劣を決める。

それは偏見や自己中的な
価値観を押し付けているに
すぎないことを
ビアスは突きつける。

Original

The art of determining the character of another by the resemblances and differences between his face and our own, which is the standard of excellence.

Additional notes

There is no art, says Shakespeare, foolish man, To read the mind's construction in the face. The physiognomists his portrait scan, And say: "How little wisdom here we trace! He knew his face disclosed his mind and heart, So, in his own defence, denied our art." Lavatar Shunk